チャットボットをお試しする前に準備しておくべきポイント

チャットボット導入に際して、お試し利用が事前にできるのであれば、必ずしておいたほうが良いと言えます。今や数多くのベンダーからチャットボット製品が出ており、その特徴や機能は千差万別です。

しかしながら、お試し利用をした後、“どうなれば”また“なにが分かれば”導入に踏み切るべきか、事前に準備し決めておくべき事項があります。あいまいなまま進めるようでは、自社に最適なチャットボットを選び間違えてしまう可能性さえあります。チャットボットは一度導入すると同じものをずっと使い続けることがほとんどですので、検討の段階でアバウトな判断は禁物です。

ここではチャットボットをお試し利用する前に、最低限準備しておくべき事項を紹介いたします。

チャットボット導入における費用対効果を割り出す

チャットボットを導入することで、どのような費用対効果が得られるのか、これは社内で稟議をあげる上で、最も重要なことと言えます。検討する企業にとって、チャットボット導入は初めての取り組みであることが多く、費用対効果は予測しづらいものです。

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例えばチャットボットを社内問い合わせ対応用に導入する場合は、大きく3つの時間的ロスを割り出し、コスト換算ていきます。

①社内問合せを受け付けるスタッフの応答時間、②社内問合せをする社員の質問時間、③社内問合せをする前に社員が自分で” 情報を探す時間”です。これらのロス時間の合算をコスト換算し、実際にチャットボットを導入した場合にかかる費用と比較していきます。詳しいコスト算出方法は以下の記事で紹介しております。

チャットボットの費用対効果の出し方を徹底解説

このように費用対効果が割り出せると、自社にとって予算内であるチャットボットと予算オーバーとなるチャットボットの切り分けが出来るようになります。

比較すべき基準や機能の明確化をしておく

新しいツールを導入する際に、ありがちなことに、あれもこれも色々な機能がついたものを欲しくなってしまうことです。

チャットボット選びも例外ではなく、多くのベンダーが作っており、基本的な機能以外に、たくさんの工夫を凝らした機能が付加されています。機械学習をするもの、チャットツール連携ができるもの、有人切替ができるものなど、それぞれ非常に便利な機能ばかりです。

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ところが、よりリッチな機能を求めれば、それだけ利用料も上がってきます。自社にとって、本当に必要な機能は何であるかを事前に明確にしておくことが重要です。

そこでおススメしたいのが、自社目線での評価項目を設けたチャットボット比較検討評価シートを作っておくことです。どのような機能をもつチャットボットであれば、先述の費用対効果を実現していくことができるか、それに対する到達度をチャットボットごとに評価ができるシートを作ることで、お試し利用をしながら適正な判断をしていくことができます。