チャットボットの導入事例10社!活用のポイントや期待出来る効果について解説します

近年、チャットボットの導入により、ユーザー対応や社内問い合わせの効率や大幅なコスト削減に成功する企業が増えています。

弊社が提供するAIチャットボット「My-ope office」も、中堅企業から上場企業、業種は金融からエンタメなど多くの幅広いお客様にご利用いただいております。

今回は、そんなチャットボットの活用方法や期待できる効果を実際の導入事例を参考に説明していきたいと思います。

チャットボット(Chatbot)とは?

チャットボットとは、チャット(chat)とロボット(bot)を組み合わせて出来た言葉です。その名前からわかる通り、入力されたテキストに対してロボットが予め設定されたルールをもとに自動で応答するシステムやサービスの総称です。

カスタマーサービスや社内ヘルプデスク、マニュアルなどを代替するツールとして注目されています。

AI・人工知能やSaasサービスの台頭により、高機能・低価格化が進み企業などへの導入が加速しています。

チャットボット導入のメリット・効果

チャットボットを導入する代表的なメリットは以下の3つです。

対応に掛かる人的コストの削減

人的に対応していたヘルプデスクやユーザーサポートをチャットボットが機械的に自動で対応します。人件費は大きく抑えられますし、即時回答で質問者を待たせる時間もありません。24時間365日稼働することも容易でユーザーメリットも高いです。

新たなコミュニケーションの手段としての活用

自治体が住民から寄せられるゴミ捨てに関わる質問をチャットボットで対応している事例があります。人力で対応するには難しかったFAQや問い合わせをチャットボットを使ってコミュニケーションすることで解決します。企業のマーケティング活動に用いられる事例も増えて来ました。

対応内容の改善や新しいニーズの把握

チャットボットで行われたやり取りは全てデータとして活用出来ます。頻度の高い質問に対して新たなソリューションを導入したり、新しく発生した質問に対して回答を容易するなど、ユーザーの満足度向上に向けてご利用いただけます。

チャットボット 導入事例10選

導入事例1 株式会社D2C R

■ 事業内容
インターネット広告事業・アドテクノロジー事業・コンテンツ事業

■ 導入のきっかけ
事業拡大に伴い、社員数が増え、ルールや規定が日々更新される中、それに伴う質問対応のコストが増加してきました。

■ 導入後の実績
社内公開してから4ヶ月。チャットボットへ寄せられる質問は1日平均40件。従来通り、人間が質問対応しているとすると、年間2640時間分のコストが掛かっていました。チャットボット導入後は、294時間と大幅に削減出来ました。

D2C Rの導入事例を詳しく読む

導入事例2 株式会社エイチーム

■ 事業内容
ウェブサービス・アプリの企画・開発・運営

■ 導入のきっかけ
社員数の増加に伴い、必要な情報の散在がするも、マニュアルの整備が不十分で業務遂行に支障が発生していました。

■ 導入後の実績
導入前、社員が疑問を解決するまでに要する時間と、総務・IT部門が対応に要する時間、合計で1200時間ものコストロスが発生していました。

導入後、毎日200程度の質問が寄せられますが、それを社員が1つ2分で対応していたとすると毎日400分かかる計算です。それだけの業務時間が削減されました。

エイチームの導入事例を詳しく読む

導入事例3 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン

■ 事業内容
ゴルフ関連のEコマース事業やゴルフ場予約サイトの運用

■ 導入のきっかけ
既存顧客や見込み顧客に対してもっとコミュニケーションをとりたいという考えから、チャットボットの導入へ踏み切りました。

■ 導入後の実績
チャットボット導入によりコンバージョン率20%を達成しました。同社は、従来のメールを使用した集客方法に加え、顧客に対してチャットボットを使用して会話形式のクイズを出題。そして、クイズに正解したらクーポンをプレゼントというキャンペーンを行ったところ、顧客の反応が非常に良く、顧客の20%が商品を購入してくれました。

株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン「GDO、チャットボットを活用したゴルフニュース配信サービスを開始」

導入事例4 株式会社エボラブルアジア

■ 事業内容
旅行事業

■ 企業の課題
エボラブルアジアでは、顧客からの定型的な内容の問い合わせが非常に多いのが悩みでした。

■ 導入後の実績
社員の業務負荷が3割も減少しました。チャットボットの大きな利点は24時間顧客からの問い合わせに対応できる点であり、LINEを使って深夜に質問してもすぐに回答が返ってくるため顧客にとっても利用しやすいものでした。また、チャットボットの回答をお手本にしてオペレーターの教育も行うことも可能となりました。

導入事例5 株式会社千成亭風土

■ 事業内容
オンラインショップや飲食店の経営

■ 企業の課題
受注処理中に新しい問い合わせが相次ぐため、仕事の抜けや漏れが生じていました。そこで、よくある質問(FAQ)ページを用意したものの、顧客に見てもらえないという問題があり、チャットボットを導入することを決めました。

■ 導入後の実績
受注担当者の負担が大きく削減されました。ホームページにチャットボットを設置すると今まで1ヶ月に150件程度あった問い合わせ件数が9割も減少したのです。そのため、繁忙期における受注担当者5人の残業時間が合計70時間も削減できました。

導入事例6 株式会社オーレ

■ 事業内容
大判出力サービスの提供

■ 導入のきっかけ
顧客からの基本的な質問への対応時間の削減や、顧客が情報を見つけやすくするため、チャットボットを導入しました。

■ 導入後の実績
問い合わせ件数は変わらないものの、注文件数が20%も増加。つまり、問い合わせ件数に対する注文数の割合が増加したため、スタッフの業務負荷が軽減しました。また、個人でも気軽に使いやすいLINEを利用したチャットボット導入により、個人からの注文も増加しました。

導入事例7 株式会社フルキャストホールディングス

■ 事業内容
人材派遣・事務アウトソーシング

■ 企業の課題
派遣スタッフからの電話問い合わせが多く、電話がつながりにくい状態に悩んでいました。

■ 導入後の実績
派遣スタッフ専用ページに24時間365日対応可能のチャットボットを設置したところ、スタッフの満足度が向上。今まで電話で問い合わせる必要があった「面接時の服装はどうしたらいい?」などの疑問点をチャットボットで解決できるとあって、派遣スタッフから好評です。そして、営業担当者の電話対応も減り、業務負担が大幅に軽減されました。

導入事例8 三井物産株式会社

■ 事業内容
総合商社

■ 企業の課題
三井物産は6000人の従業員を抱えているため、社内業務に関する問い合わせも膨大でした。特に、機械・インフラ業務部においては専門的な問い合わせも多く、1次対応の担当者から専門知識を持つ担当者への引継ぎ作業にも時間を要していました。

■ 導入後の実績
そこで、チャットボットにより今まで部署ごとに管理されていたマニュアルを統合させることで、今まで時間と労力のかかっていた回答業務が軽減されました。そのため、社員からの質問に対応する人員を3分の1に減少させられました。

導入事例9 森永製菓株式会社

■ 事業内容
お菓子製造

■ 導入のきっかけ
お菓子にオリジナルのプリントを施してくれる「おかしプリント」というサービスを展開している森永製菓株式会社。「おかしプリント」は個人向けにも行っているサービスなので、「ちょっと興味がある」という顧客に対してもコンタクトが取れるようにチャットボットを導入しました。

■ 導入後の実績
顧客が質問するとチャットボットが自動的に応答してくれるので、人手に頼らずに顧客とコンタクトできるようになりました。その結果、個人顧客からの問い合わせ件数は4倍に増加しました。

導入事例10 株式会社ベルパーク

■ 事業内容
iPhoneやAndroid等のスマートフォン・携帯電話を扱うキャリアショップの運営

■ 導入のきっかけ
株式会社ベルパークは、「休暇申請や名刺の発注方法などを人事または総務に質問したい時、どうコンタクトをとればよいか悩む」という社員の声を受けてチャットボットを導入しました。

■ 導入後の実績
チャットボットによって、今まで人事・総務部の担当者に直接質問しづらかった内容でも気軽に問い合わせできるようになりました。さらに、チャットボットをより使いやすくするために部署を超えて社員同士が話し合うようになり、職場のコミュニケーションが活発になりました。

チャットボット活用で業務がより効率的に

チャットボットを導入して、業務効率を飛躍的に改善した事例を紹介させていただきました。

チャットボットは、問い合わせ対応業務の自動化、ユーザーサポートの効率化、コンバージョン率改善などのマーケティングに活用されます。

社員が本来時間と労力を注ぐべき仕事に集中して取り組むことで生産性の改善に繋がります。

導入を検討しているようであれば、一度資料請求やデモ依頼などしてみてはいかがでしょうか?